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野生植物
整理番号 14545
和名 オシロイバナ
別名
学名 Mirabilis jalapa L.
別学名
科名 オシロイバナ
別科名
方言名 ウルシィバナー(喜界島)、ハカバナ(徳之島)、ユネーバナ、ヨーネバナ(与論島)、ユーネバナ(沖永良部島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 栽培、逸出
民間療法 根を、通経、利尿、下痢、水腫病、腰気、梅毒に用いる。根の粉末を、そばかすに塗る。生薬のハップを腫れ物の化膿促進に用いる。茶剤や煎剤を糖尿病に用いる。
生薬名 紫茉莉根(根)
その他の成分利用
有用・有毒成分 種子は、脂肪酸を含む。葉は、C23-C25直鎖アルカン、ケトン、アルコール、ステロール、脂肪酸、アミノ酸のロイシン、バリン、トリプトファン、アラニン、酒石酸、クエン酸を含む。種子は、オレイン酸、リノール酸、サポニン、脂肪酸の8-ハイドロキシオクタデカ-シス-11,14-ジエノイック酸、β-シトステロール、β-アミリン、β-シトステロール-D-グルコシド、α-アミリン-3-0-α-L-ラムノスチル-0-β-D-グルコシドを含む。球根は、多糖類を含む。
食用
加工利用
植栽利用・観賞利用 観賞用に栽培する。中間雑種をつくるので、遺伝の実験材料に使われる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./前田光康(1990)沖縄の民間療法と薬草.医聖社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/橋本吾郎(1996)ブラジル産薬用植物事典.アボック社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./竹松哲夫・一前宣正(1993)世界の雑草(2)-離弁花類-.全国農村教育協会./藤本滋生(1981)本邦に自生する植物の澱粉に関する研究-2-カラムシ,オシロイバナ,テッポウユリ,サルトリイバラの澱粉について.澱粉科学28(3): 174-179.日本応用糖質科学会