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野生植物
整理番号 39630
和名 セリ
別名
学名 Oenanthe javanica DC.
別学名
科名 セリ
別科名
方言名 シィリ、シリ、スィリ(奄美大島)、シーリー、ドウダー(喜界島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 全国
民間療法 全草に、去痰、利尿、食欲増進、緩下、補温の作用があり、神経痛、リウマチなどの鎮痛、小児の解熱、健胃、下痢止めに用いる他、咳、凍傷、打ち身に薬効があるとされる。
生薬名 水芹(全草)
その他の成分利用
有用・有毒成分 葉は、精油のテルピノレン、α-、β-ピネン、ミルセン、ベンジルアルコール、フタル酸ジエチルエステル、ジエチルフタレート、含水炭素、ミネラル、ビタミンB1、C、ルチン、ペントサン、ペルシカリン、クエルセチンを含む。果実は、ミリスチシンを含む。花は、クエルセチン、ルチン、ペルシカリンを含む。
食用 若葉、若い茎、根茎は、ビタミンCの補給に、春の七草の一つなどとして加熱して利用する。
加工利用
植栽利用・観賞利用 鉢植え、水辺空間緑化に用いる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./前田光康(1990)沖縄の民間療法と薬草.医聖社./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/川原勝征(2005)山菜ガイド野草を食べる.南方新社./鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./竹松哲夫・一前宣正(1993)世界の雑草(2)-離弁花類-.全国農村教育協会./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2003)日本花名鑑(3).アボック社.