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 このデータベースの記述は文献をもとに有用性に関する様々な情報を簡単に要約して記述したものです。各種の詳細や利用方法については必ず参考文献や専門書をご確認下さい。薬用を考えておられる方は医師や薬剤師などの専門の方にご相談の上で用いてください。生薬などの取り扱いに関しては、薬事法などの対象になるものも含まれておりますので、ご注意下さい。
野生植物[民間療法で利用されている種]
の行です
あ かさたなはまやらわ
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和名(表示順) 学名 科名 民間療法
ナガエコナスビ Lysimachia japonica Thunb. サクラソウ 茎葉の煎汁を、腫物や胃痛に飲用する。
ナズナ Capsella bursa-pastoris Medik. アブラナ 止血、解熱、抗炎症作用がある。全草の煎汁を、高血圧、むくみ、利尿、風邪の引き始め服用したり、眼の充血の洗眼や耳の化膿や痛み用いる。その他、健胃、解熱、消化器出血予防、肝炎、喀血、吐血、産後の出血などの止血に用いる。他の生薬と配合して、慢性腎炎の浮腫、頻尿、血尿などの利尿剤、消化不良に用いる。
ナハカノコソウ Boerhaavia diffusa L. オシロイバナ 根を利尿薬にする。
ナルコユリ Polygonatum falcatum A. Gray ユリ 根茎を、滋養強壮薬として、病後回復、精力減退、糖尿病、動脈硬化症、血糖過多、解熱に内服する。
ナワシロイチゴ Rubus parvifolius L. バラ 核果を果実酒にして、不眠や疲労回復に用いる。
ナンゴクアオキ Aucuba japonica var. ovoidea Koidz. ミズキ 牛馬の解熱に用いる。
ナンテン Nandina domestica Thunb. メギ 利尿、鎮咳、解熱作用があり、果実を喘息、百日咳、喘息などの鎮咳に用いるほか、扁桃炎などのうがい薬や浴用に用いる。樹皮や根皮は、胃病、脱肛、眼病に用いる。
ナンバンカラムシ Boehmeria nivea Gaudich イラクサ 根は、止血作用があり、胎児の安定に用いるほか、淋病、尿血、瘡瘍、丹毒、解熱、利尿、腹痛、腫れ消し、吐血、肛門の腫れ、急性乳腺炎、麻疹に用いる。
ナンバンギセル Aeginetia indica L. ハマウツボ 全草を、強壮、鎮痛、消炎剤とし、咽喉腫痛、骨髄炎、尿路感染、疔瘡、扁桃腺炎、毒蛇咬傷に用いる。
ナンバンコマツナギ Indigofera suffruticosa Mill. マメ 根を、歯痛、黄疸、舞踏病、てんかんに用いる。健胃、解熱、利尿、下剤に用いる。全草を、水銀や砒素の解毒、喉の炎症に用いる。煎剤、浸剤、チンキ、シロップにして用いる。
ナンバンルリソウ Heliotropium indicum L. ムラサキ 全草を、煎剤として、解熱、利尿、咳止め、解毒、腰気に用いる他、肺炎、睾丸炎、化膿性炎症にも薬効があるとされる。葉の搾り汁は傷薬とし、火傷、吹き出物に用いる。
ニガカシュウ Dioscorea bulbifera L. ヤマノイモ 塊根を、止血、鎮痛、解毒薬として、吐血、喀血、鼻血などの各種の出血、咽喉腫痛、できもの、ヘビやイヌに咬まれた傷に用いる。
ニシキソウ Euphorbia pseudochamaesyce Fisch., Mey. & Lallem トウダイグサ 全草を、細菌性の下痢、腸炎、喀血、止血、外傷性の止血、乳汁の出が良くない時に用いる。徳之島では、汁を切傷に用いる。
ニシヨモギ Artemisia indica Willd. キク ヨモギと同様に用いられ、乾燥した葉裏の綿毛からモグサをつくりお灸にする。生の葉の煎汁は、血行促進、腰痛、痔、あせもに浴用する。葉を、腰痛、神経痛、子宮出血の止血、熱冷まし、産前産後の健康維持に煎服する。生の葉を切り傷の血止めに塗る。その他に、高血圧症、頭痛、歯痛、動悸、胸やけ、腹痛、下痢、咳、肺結核、フィラリア症、打ち身、かいせん、リンパ腺の腫れ、はしか、水虫、ひきつけ、胃痙攣、かゆみ、健胃、貧血に薬効があるとされる。奄美群島では、解熱、風邪、胃腸病に煎服、胃腸病に汁を飲用、アセモや神経痛に風呂に入れる他、切傷、止血、皮膚病、かゆみ止め、血圧降下、火傷、ハブの毒消し、歯痛に用いる。
ニッケイ Cinnamomum sieboldii Meissn. クスノキ 根や根の皮を、芳香性健胃剤、発熱、頭痛、腹痛に用いる。
ニワトコ Sambucus racemosa ssp. sieboldiana Hara スイカズラ 花や茎葉を、解熱、発汗、利尿、神経痛、リウマチに煎服する。
ヌスビトハギ Desmodium podocarpium ssp. oxyphyllum Ohashi マメ 全草を、発汗、感冒、咳、切傷、解毒、リウマチ、喀血に用いる。
ヌマダイコン Adenostemma lavenia O. K. キク 全草を、関節痛、歯痛に用いる。
ヌマハッカ Mentha aquatica L. シソ セイヨウハッカ(ペパーミント)M.×piperitaと穏やかだが同様の効果がある。
ヌルデ Rhus javanica var. roxburgii Rehd. & Wils. ウルシ 止瀉、止血、止汗、鎮咳薬として、下痢、痰、血便、頑癬に用いる。根を、消炎、利尿に用いる。虫こぶを、咳止め、去痰、下痢止めに煎服する。五倍子の粉末を口内の腫物、歯痛に直接つけたり、煎汁で扁桃炎のうがいをする。
ネコハギ Lespedeza pilosa S. & Z. マメ 虚弱体質で、長期に発熱する病気に用いる。
ネズミノオ Sporobolus fertilis W. D. Clayton イネ 全草を、解毒、発熱、昏睡、下痢、利尿に用いる。
ネズミモチ Ligustrum japonicum Thunb. モクセイ 果実を、強心、利尿、緩下、強壮、強精、動脈硬化、睡眠剤、精神安定剤に煎服する。果実酒を滋養強壮に飲用する。熱湯で柔らかくした葉をおでき(吸い出し)に、種子をお茶がわりに服用する。その他、頭痛、口内炎、破傷風に薬効があるとされる。
ノカンゾウ Hemerocallis fulva var. longituba Maxim. ユリ 蕾を、解熱や利尿に煎服する。砕いた生の根を、腫物にはる。その他、不眠症やむくみに用いる。
ノキシノブ Lepisorus thunbergianus Ching ウラボシ 全草に、止血、解毒、利尿、消腫、消炎に効果があり、淋疾、腎炎、結核、血尿、百日咳、口腔炎、扁桃腺炎に用いる。できものや腫物には外用する。
ノゲイトウ Celosia argentea L. ヒユ 種子を、強壮、消炎薬として、眼球疾患、瘡瘍、皮膚病、壊血病、高血圧症、駆虫に用いる。花の煎剤は風邪や声のかれに用いる。
ノゲシ Sonchus oleraceus L. キク 全草に、浄血、解毒の効があるとされ、下痢、黄疸、痔、肝炎、腫れ物、蛇の咬傷、神経や目の強壮に用いる。生の葉を胸やけに用いる。
ノジアオイ Melochia corchorifolia L. アオギリ もんだ葉を、傷口や腫物に用いる。
ノビル Allium grayi Regel ユリ 全草を、強壮、鎮静、鎮咳、生理不順、肩こりに用いる。虫さされには、鱗茎のつぶした汁を塗る。
ノブドウ Ampelopsis glandulosa var. heterophylla Momiy ブドウ 慢性腎炎の利尿、関節炎、中耳炎に用いる他、煎汁で、目の充血を洗浄する。奄美群島では、茎から出る汁を、皮膚病、蕁麻疹、漆負け、眼病に用いる。
ノボタン Melastoma candidum D. Don ノボタン 全草や根を、消炎、解毒、打撲、乳汁不足に用いる。奄美大島では切傷に用いる。
ノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia L. ナデシコ 全草を、解熱、解毒に用いる。
ノミノフスマ Stellaria alsine var. undulata Ohwi ナデシコ 全草を、風邪や痔に用いる。
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